廃墟といえば、長崎県の軍艦島(端島)が非常に有名。
しかし岩手県の八幡平にある松尾鉱山のアパート群も規模は最大級。
かつては硫黄の産出量で東洋一を誇ったということで、当時最先端の鉄筋コンクリート住宅や学校など、
町が形成され「雲上の楽園」と呼ばれたそう。このあたりの背景も軍艦島と被るところがある。
マニアの間では知られた存在のようだけど、一般の知名度は相当に開きがある感じ。
近くにスキー場もあり、温泉もありなんだけど。
とはいえ、標高900mのここへ通じるアスピーテラインは相当にうねうねしていて冬季は通行止めになり
、交通の便も悪く、観光資源化するにも難しいものがあるのかも。
ちなみに、ここの更に先にある硫黄鉱毒の中和処理施設は現在も稼働中。
というわけで、一度行ってみたかった松尾鉱山。運よく東北に転勤になり、訪れることができた。
この光景は一見の価値あり!圧倒される。
この日は平日のせいか(停めているのは営業車兼自家用車・・)他に誰もおらず、
中和処理施設へ向かう車が通るぐらい。
振り返ったところにも建物が。ここを降りていくと中和施設。奥の方の段々となっている山の辺りが、
かつて硫黄の素掘りの行われていたところなのか。
もう少し下がって全体を見渡す。
このあたりが少し道の横が広がっているのでここに車を停めれば通り過ぎる作業車の邪魔にならないかも。
左の赤い屋根が学校の体育館。手前の広いあたり、沼もあるけれど、かつては木造住宅があったらしい。
(閉山の際に焼却処理されたよう) 賑やかだったんだろうに、、と感慨にふけっていると
ときおり大きなハチかアブみたいのがブォーンと飛んでくるので怖い。
結構草ボウボウなのと、服装もちょっと(スーツに革靴)・・なので近づく気になれず。
そもそも立ち入って崩れてケガしても誰も来ないし、何か出たら・・
というより、生きた人間に遭遇してしまうのが何より嫌だし。
花と廃墟、と絵になる写真を撮ろうとしたけど殆ど枯れていて、もう一つ。

山を下りて安比高原のリゾートホテルのあたり。ここも夏は人が少なくて寂しいけど、
廃墟にいた後だとなぜかホッとするのが不思議。
再訪:2013.8
で、実はこれが今回。ちょうど1年前は晴れて青空の下だったのが、曇天。
天気が違うだけで雰囲気が・・・正直こわい感じ。
霧で奥の方が見えないのも不気味さを増している。
幸い自分には能力がなく何も見えないことに感謝。
今回は土曜日ながら人は自分たち以外誰もいない。やっぱり人はあまり訪れない所のよう。
ツレが帰りたがったので、早々に帰ることに。気持ちわかる。
2回の探訪、不思議な涼しさというか、荒涼感というか、好きだな。
一人で来て思いを馳せるのなんかいい。
こういう所はいつなくなるかわからないので、来れる機会があったらまた来たい。
★★★★★
松尾鉱山跡
岩手県八幡平市八幡平温泉手前付近










